みんなのネオ・キャリア論(143)社会での成功と失敗とは何なのか?考えてみます。 | 損切り君がいく

みんなのネオ・キャリア論(143)社会での成功と失敗とは何なのか?考えてみます。

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みなさんこんにちは孤独のサイコマンです。

きょうは弱肉強食の世界へようこそというテーマでお話していきます。

私は社会人歴20年の社畜ですが、今の日本社会の基準でいくと決して失敗をしたといはいえないルートでここまで来ています。

出身は地方の田舎ですが、大学は早稲田大学政治経済学部です。会社は2回転職していますが、大手マスメディアで、いずれも名前を聞けば誰もが知っている企業に勤務しています。

そして、年収は1000万円程度で貯金は5000万円程度あり、ほとんど株式投資と仮想通貨で運用しています。現在不動産投資と事業投資にも興味があります。

ここまで見てくると「何が不満なのか」と言われることがあるかもしれませんが、まったく不満だらけで、毎日暗中模索状態です。なぜかすっきりしない日々が続いています。

おそらく同じような日々を送っている方は多いのではないでしょうか。いわゆる成功と失敗とは何なのか?それはどういうことなのか?そして、この原因が何にあるのか?それを今日は分析してみたいと思います。

①やりたい仕事なのかがいまだわからない

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Photo by Pixabay on Pexels.com

最大の理由は仕事が自分の本当にやりたいことかわからないということにあります

私はメディアを選択しました。大学の時にメディア志望者が多かったのが理由であって、

さらには華やかな業種であることや、色々な人間に会えることや、給与が良いという情報などが

あります。(結果的に凋落していく業種の一つとなっています)

しかし、これはすべて他人の情報やあおりや、自分以外に何かによって成立しているものであって、自分が本当に「これを心からやりたい」と思って選んだ仕事なのか?というのが疑問となって消えないことが大きいでしょう。

一つは自分が主体となって何かをやるわけではなく、あくまでも主体はその対象者であって自分たちは脇役であることがわかっていなかった、メディアについて、ここまで媒体が増えすぎており、かつ情報多寡になるとは想像していなかった。(当時は新聞やテレビなどがほとんど独占的にメディアとして成立しており、その状態がずっと続くと思い込んでいた)

いわゆる、自分の能力が市場で生かされているのかが肌感覚としてわからない。あくまでも給与を受け取っている会社が市場参入者と競っているのであって、自分の目の前にいるのは上司や同僚、部下、職場の仲間しかおらず、仕事相手は限定されており、手ごたえがない。

以上様々な要因としてあげられると思います。あとは転職したことによっていかに中途採用者が冷遇されているのか、事前リサーチが足りていなかった。(今の会社は中途者が少なく、発言力が制限されている)。

さらにいうと、コミュニケーションが圧倒的に少なく、みんな何を考えているのか全く分からない。

若手がやる気がある人間が少なく、このままでは会社自体が衰退していくのではないかという危機感すらある、、など色々な理由から、自分のやりたいことはメディアだったのか?心の中をぐるぐるうずまいている状態です。

かといって、40代になり、「また転職」「起業はリスク」など色々不安定な面で勝負をするのも気が引けるため、今の職場で変えられるものは変えていこうというスタンスです。

確かに今の会社は調子がよければ1000万円の年収を得られることもありますし、女性からも会社名をいえば、嫌がられるようなこともないでしょう。

それなりに社会的ステータスとしては客観的にはあるかもしれませんが、やはり悶々とするのは会社から冷遇されていることや自分のやりたいことなのかどうか判断がきちんとできていないことなどがあると思います。

逆に色々な仕事を次々乗り換えていけるような新しいライフピボットと呼ばれる仕事観なども最近はみられますが、どちらかというと一か所にとどまるよりは仕事も住居も家族も次々転々としていくようなフレキシブルな生き方のほうが向いているような気がします。

みなさんはいかがでしょうか。中には「この会社に人生をささげる」という人もいると思いますが、その会社がなくなる可能性もありますし、人間は感情の動物ですから「やっぱりこの会社嫌だな」と明日は思っているかもしれません。突然、転勤してきた上司がウルトラやばい上司で、あっという間にうつ病になってしまう可能性もあります。

ですからどうすれば、自分が満足できる生き方なのかを常日頃から模索することが何よりも大事なのかなと思います。

②そもそも人間が嫌いかもしれない

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Photo by Lorence Lozano on Pexels.com

元も子もないのですが、そもそも人間が嫌いかもと思うことがあります。

成功も失敗も関係なく、世の中の人間が嫌いだったら、もう出家するしかありません(笑)

20代、30代はそれでもいろいろなパーティーや飲み会にいってはたくさんの人と知り合うことが楽しく仕方なかった時期もありました。

もちろん合コンにいってキレイでかわいい女子と楽しくお酒を飲んで、デートして、仲良くなって・・といいうことも大好きでしたし、男子の大きな楽しみでもあった時期もありました。

しかし、40代となると、もちろん若い女性と酒を飲んだり話したりするのは楽しいのですが、もっと自分は何をしたいのか?また何をするべきなのかということにばかり考えがめぐり、あまり、飲み会にいっても楽しめなくなりました。(もちろん20代の女子に相手にいつまでもされるとも思っていません。)

さらに言うと、会社でも、上司もあこがれるような仕事ができるタイプやついていきたくなるような優れた人格者であり、能力の高い人間も今の職場にはいません。(中には純粋に手際よく仕事ができる人間もいますが、人格として「すごい」と思うようなタイプは本当にいません)

もちろん40代なら、「自分がそうなればいい」という人もいますが、そもそも転職者でまだ入社7年目くらいで簡単に会社のトップランナーにはなれませんし、なじむのに思った以上に時間がかかっています。悪戦苦闘するなかで、この会社にとどまるかどうかすら悩んでおり、背中で今後後輩たちをひっぱていけるようなタイプになれるかどうかはわかりません。

何よりも最近は仕事でほかの人間と話すが億劫になってきました。人間は本当に自分の都合ばかり優先して他人をまったく思いやらず、自己中心主義の塊みたいな人間がこんなにも多いとは思いもしませんでした。(私もそのように見られている可能性はもちろんありますが)

私の上司が典型的な例なのですが、自分の居場所を確保するため、長年貢献してきたスタッフを外部に追いやり、さらに、勤務を過酷なものにして、スタッフをあいつでやめさせてにも関わらず、自分はのうのうとエルダー社員として残り、しかも、勤務に入らず趣味のような仕事をするつもりでいるのです。

こんなこと許してはいけないと思いますが、こういうあほな人間を作り出してしまうこの会社にも原因があるのではないかと最近思うようになり、もっと他には一部上場企業は3700社はあるわけですから、魅力のある人間が多い企業に転職してもいいのかもしれないと思うようになりました。

問題は年収ですが、投資などで副収入を稼ぎ、ある程度カバーできるようになったら決断することもあるかもしれません。

このように、一時は成功したとしてもその時の考え方や生き方(ライフスタイル)で、一部上場企業からベンチャー企業に行きたくなる人もいれば、逆に安定を求めて一部上場企業の正社員を狙う人もいるでしょうし、人それぞれなんだろうなあと最近思い始めています。

大学と会社が有名なら成功というような固まった思考ことそが人生を失敗させる最大の原因なのかもしれないと最近思うようになってきました。親も学校ももちろん「いい大学、いい会社」ということを叫んでいましたが、今考えれば私に苦労はさせたくないという思いやりだと思います。

しかし、残念ながら時代の移り変わるスピードが思ったより早すぎたのかもしれません。

私もここまで20年で変わるとは思いませんでした。何も考えず、飲み会合コンで明け暮れていた自分を責めたい気持ちですが、そうはいっても仕方ないので、今できることを地道にやっていくしかありません。このブログもそうですしYouTubeもそうです。投資もそうですし、転職もそうです。

自分の適性を分析してそこに投資をするしか生き残る道はありません。

③失敗も成功も定義が変わっていく時代に生きている

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Photo by Harshit Tiwari on Pexels.com

今は成功も失敗も定義自体があやふや移り変わっていると思います。

ですから、固定観念を捨てることがもっとも重要かなと思います。

私もいい大学いい会社美人な奥さん一戸建て住宅でペットと子供と戯れる・・・みたいな生活にあこがれていたわけではありませんが、なんとなく「そんな生き方になるのか」と漠然と思っていました。

特段、運動や勉強や特殊能力があるわけでもないですし、そこまで目立ちたいわけでもなく、大勢の人と一緒にいたいわけでもなく、そこまで仕事で追い立てられたくもなく、色々指示されると頭にくるタイプでもあり、大体の平均的な社会人と一緒だとは思います。

優しいとか性格がいいとか、気が弱いとか、色々定義もありますが、これも見る人によって変わりますし、俺はこういう性格だということも他人にいったら「いや違うよ」と言われる可能性もあると思います。

結局は他人の物差しで生きるときついということだけを学びました。大学、企業、年収、貯金、奥さんが美人かどうか、家持っているのか、性格や穏やかか、スポーツできるか、インフルエンサーなのか・・・など他人の物差しで生きている限り本当の成功はできないと思います。

みなさんはどうでしょうか。お金は一つの絶対的基準ではありますが、世の中、背中に貯金〇円企業どこどこ、年収〇〇万円と書かれていれば別ですが、そういうわけでもないですし、他人は自分の人生で精いっぱいで人の評価なんてしている余裕もないでしょう。ですから、人の目を気にせず、自分の思いのたけをぶつけ続けることが成功のカギになる気がします。

あとは、楽しく空元気でも笑顔でいることでしょう。私も頭に来たり、ムカついてもなるべく笑顔で楽しく生きるようにしています。私はいまのところ体に異常はありませんし、(たまに数値に異常は出ますが)、世の中の人は病気や貧困で苦しんでいる人もたくさんいる中で不自由な生活をしているわけではありません。

欲望の制限をすることも重要ではないかと思います。しっかり自分自身と向き合い何を自分が大切にして生きていくのか?そういうことを一つ一つ整理することが重要だと思います。

成功や失敗というのはそもそも定義が違っていて、失敗は成功の糧ですし、成功はその先の失敗の前兆かもしれません。人間万事塞翁が馬ということわざがありますが、流転していくなかで自分の生き方を軸をずらさなければ自信をもって生きていけると思います。

みなさん自分の軸をもって笑顔で生きていきましょう。それこそが成功の道だと思います。(了)

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