人生100年のキャリア考察(127)転職失敗の法則 | 損切り君がいく

人生100年のキャリア考察(127)転職失敗の法則

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みなさんこんにちは。孤独のサイコマンです。

本日から勝手に「HSP×社畜のトキメキ処世術」からテーマをちょっと変えて(本質は一緒ですが)

「あたなの本当のキャリア探す方法」というテーマでお伝えしていきます。

学生から高齢者まで人生100年時代と言われる中、キャリア形成が人生の最大の課題となっていきます。

いい大学、一流企業、定年退職、豊かな老後・・・このライフサイクルは崩壊しています。

みなさんにとって、本当に自分が望むキャリアを探す覚悟が必要な時代になり

まったなしの状況の中、私の転職2回とキャリアコンサルタント資格取得に向けた勉強をしている中で

みなさんにお役に立てる内容を随時掲載していきます。

人生を豊かにする上で必携の内容にしていきたいと思いますので是非ご覧ください。

きょうはキャリア形成の上で最重要ともいえる「転職」についてお話しします。

①私の転職失敗の経緯お話します

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Photo by Maksim Romashkin on Pexels.com

みなさん、転職ってしたことありますか?

転職は私はおおまかにいうと30歳と35歳で2回しました。

転職はなぜするのかといえば理由はいろいろとあると思いますが、

転職はなぜするのかといえば理由はいろいろとあると思いますが、

もっとも重要なのは、キャリアをステップアップさせることにあると思います。

私の場合、実はこれが違っていたことから、転職は失敗しています。

私の場合、キャリアのステップアップを目標にせず「年収」「会社のネームバリュー」で決めてしまっていました。

私は大手紙媒体の業界で8年働き、ある程度の職種としては実力もつけ、労働市場でも広く需要を見込める程度まで腕を磨くことができていました。

そして入社8年目となり自分が最もやってみたかった部署のトップを任されたことを機に「この会社でやることはなくなった」と判断して転職活動を始めたのです。実は、それ以外にも当時の在籍していた会社の業績が下降をはじめ、結婚も控えていたことから、転職を模索しはじめたというのも理由としてありました。

本来なら、紙媒体での活動を続けるうえで必要なマインドセットとしては「自分のこれまでのキャリアを活かした会社に転職すること」にあると思いますが、私は業界の中でも専門分野に特化した企業を転職先に選びました。

そこがキャリア形成においては致命的なミスになってしまったのです。

次項ではこうした転職活動がどういう結末を迎えることになったかをご説明いたします。

②中途採用は「一番地獄の部署」に配属される!!

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Photo by Jan Kopřiva on Pexels.com

私は、周囲の身近な仲間の意見も聞き入れず、転職活動を開始し、経済専門誌に内定をしました。

その会社に採用されてから、1か月ほど時間があったので、これまで世話になった前職の先輩方にお礼を個別メールしたり、転職のハガキを作成したり、国内旅行をしたりとやれることを色々やりましたが、ここですでに嫌な予感がしはじめたのです。

当時、タイミングがまったく一緒で同じ会社から何人か移籍した人がいたのですが、そのうちの一人から「次の会社は業務量がこれまでより圧倒的に多く人間関係も悪くパワハラも横行しているとのうわさが絶えないんだって」となかば脅迫めいたメールが届いたのです。

実はここが私の転職活動の失敗の最初だったのですが、私はその転職先の企業情報をほとんど調べていませんでした。調べたのは、年収とHPを軽く流し見した程度。同業他社ということもあり、社内の人からは話も聞いていましたが、1人だけではデータとして不足していました。

というのもその唯一話を聞いた方は実は私の職種としては比較的その会社では緩いほうの部署であったため、実態として一番生ぬるい話しか聞けませんでした。

転職して最初にわかることは、実は中途採用者というのは「即戦力」として期待されている人たちなので、局の中でももっとも厳しい部署に配属されます。さらにその一番厳しい部署の中でも一番仕事がきついチームに放り込まれます。

「新人だから、最初は比較的簡単な仕事から順次レベルをあげていく形でいくよ」なんて生易しいことは一切ありません。「〇〇さんは前社で超優秀だったんでしょう??だったらこの程度簡単だよね。期待しているよ~失敗なんて許されないからねええ」と最初上司にいわれて顔色が変わりました。

事前に歩い程度噂は流れてきていましたが、この上司は局内でも超有名なパワハラ上司として名をはせており、「〇〇さんご愁傷様です」というメールが同業他社からも含めてきました。

さすがにこれは事前に転職前にリサーチすることは不可能ですが、それでも、中途採用組は一番厳しい部門に飛ばされるということは絶対に覚えておくべきことです。

③業界を変えるのはめちゃくちゃ危険

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Photo by Lachlan Ross on Pexels.com

私はこの経済専門誌で3年働きましたが、何回も体調を崩して休んだりを繰り返しました。部署異動も2回申し出ています。

いわゆる惨憺たる結果の転職だったということです。最初に申し上げた通り、転職の動機が一社の業績が下降トレンドに入り、二社目は給与水準が高くネームバリューも一社目よりあったということでしたが、これではキャリアのステップアップとはいえないのです。

キャリアのステップアップというのは自分が積み重ねてきたものをより高みにするためのツールでしかないのですが、私は強欲にまみれ、キャリアの方向性を違うものへと強引に転換してしまったのです。

向き不向きというものがありますた、一社目の社会性の高い仕事においては、私の性格上向いていました。

しかし、二社目の企業情報・経済・財政理論、政治関連に専門性がある会社であったため、これまでの仕事と180度かわってしまい、さらに人間関係、職場環境が激変したため、ついていけず、給与がいくらあがっても幸せに仕事をできることはなかったのです。

何度もいいますが、自分の向き不向きをしっかり冷静に判断して仕事というものは選ばないといけません。また、これまで自分が築き上げてきたキャリアを活かせる転職ということを真剣に考える必要があります。

私は結局、この2社目の会社もさることになり、いよいよ3社目の転職を3年後にするのですが、これは実は職種は一緒なのですが、業種を変えるという「一か八かのかけ」みたいな行動に出ます。

職種が一緒なら、いいんじゃないか?と思われる方もいると思いますが、違うのです。

業界がかわるということは労働市場を変えるということですから、根本的にゼロからやり直すような感覚です。

業界人という言葉あるように、業界をかえるというのは顧客リストも、市場も、マーケットも営業手法も、総務、人事、経理などのありとあらゆる伝統的手法が私が最初と2社目にいた業界とは全く違うので、そこも学びなおさないといけません。いくら職種が一緒であっても使えるスキルはもちろんかわりますので、一から学びなおす必要がありますし、使っているソフトやシステム、パソコンなども細かいことですがまったく違います。

さらに一番違うのは「価値基準」です。

これまで計11年いた業界のメディアの価値基準と3社目の別業界のメディアの価値基準は天と地ほど違いました。たとえば私がいくら「こういう方向でやったほうがいい。これまではそれが一番重要だった」と主張しても「変人」扱いされておわるだけです。

郷に入れば郷に従えという言葉はご存じでしょうか。いくらいっても多勢に無勢です。無駄なのです。

組織というものはそれほど強固で簡単に価値観を変えるようなものではありません。

そのあたりわかっていなかったために私は何度も奈落の底にたたきつけられました。

しかし、ここまで書いてきたら「転職はやっぱりやめたほうがいい」という結論になってしまいますが、それでも私は転職はしたほうがいいと思っています。

理由は、同じ組織にいると腐敗します。それはご想像の通り、同じ組織にいえれば「なれ合い」というものが生じて、なあなあに色々できるようになってしまいます。顔を見ればわかりあえるくらいの関係にもなれますが、それでは、緊張感のない仕事が続き、結局自分のためにも会社のためになりません。

自己成長したいなら、転職はすべきです。転職をするリスクより「同じ場所にとどまるリスク」のほうがよほど大きいです。

たとえるなら、貯金と投資のリスクも似たものがあります。貯金は絶対に減りませんが、インフレリスクというものがあり、価値自体はずっと下がり続けますし何も生み出しません。ずっと同じ牢獄に入れておくのと一緒です。

しかし、投資は、株でも不動産でも、仮想通貨でも、FXでもなんでもいいですが(リスクはさまざまです)が、牢獄から自分が汗水たらして稼いだわが子ともいえる現金も違う姿にかえて冒険をさせることになります。場所を変えるだけでもリスクですが、そこには様々な経験や尺度がくわわって大きく成長する可能性があります。かわいい子には旅をさせよということわざもありますが、自分自身がかわいくない人はいないと思います。

自分が可愛いなら自分を旅に出させてください。そこにはいかないと見えない世界がたくさん見えます。触らないと感じられないものもたくさんあります。絶望に打ちひしがれることもありますが、同じ仲間とずっと同じ場所にいるのはそれは成長はありません。市場に自分を投下するのです。

それ以外に自分を変化させる方法はないのです。転職というのはキャリア形成で重要な大きな要素であることは今も昔も変わらない真実です。今後もこのような「キャリア」に関する私の考えや経験、ノウハウ、知識などを随時お伝えして人生100年時代をともに戦っていきましょう。それではまた次回、キャリアサイコマンでした。(了)

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