HSP×社畜のトキメキ処世術(97)大阪・吉村知事の「魔法が使えるわけじゃない」発言に思う | 損切り君がいく

HSP×社畜のトキメキ処世術(97)大阪・吉村知事の「魔法が使えるわけじゃない」発言に思う

single perspective photography of forest beside body of water 人生
Photo by Jacob Morch on Pexels.com
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みなさんおはようございます。孤独のサイコマンです。きょうも天気がいいですが肌寒い月曜日ですね。今週は緊急事態宣言の中ゴールデンウィークに突入します。

こんな鬱蒼としたゴールデンウィークは初めてでしょうか。去年もそうだったとおもいますが、今年も。。。と落胆されている方も多いと思います。

緊急事態宣言は東京・大阪・兵庫・京都に発出されましたが、先週金曜日に菅総理大臣が宣言を発出して、各知事が会見をしていました。

その中でとりわけ時間が長かったのが大阪の吉村知事だと思います。

しかし、知事の会見をNHKで見ていたら気になった言葉があったので取り上げます。

①危機的状況の大阪にあって・・・

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Photo by Marta Wave on Pexels.com

会見の途中おもむろに「僕は魔法が使えるわけではないので・・」と話したのが大変印象に残ったのです。

大阪は東京を超える感染者数となっており、連日1000人を超えています。

また、重症者の病床使用率も実質100%を超えるなど逼迫した状態となっています。

これを受けて、政府と各府県は宣言の内容をどこまで踏み込むかについて事前に調整をしていたと思われますが、

今回は酒類を提供する飲食店の休業要請のほか、テーマパークや商業施設などに対しても休業要請の対象としました。対象を広げて、人の動きを制限して、感染者を減らす狙いだと思います。

吉村さんの会見は立った状態でカメラを見据える手法の会見でメッセージ性を高める効果があると思います。また、質問にも丁寧に答えており、会見時間も比較的、ほかの京都や兵庫の知事より長い気がします。

ただ、会見自体の内容についてははっきりいうと政府の宣言内容をそのまま上塗りした内容で、大阪府独自の目新しい施策というのはなかったように感じました。

その中で、ふと耳に飛び込んできたのが先ほどの「僕は魔法使いじゃないので・・」という言葉だったのです。

②言葉の比喩としていかがか

sad asian female touched with hands of people
Photo by Alycia Fung on Pexels.com

文脈でいえば、感染者を急激に抑え込むことができないので地道に対策を講じていくしかないという趣旨だと思うのですが、一知事としては「言葉が軽いなあ」と感じたのです。

大阪府は1000人を超える感染者、そして病院の逼迫状況もさきほど書いた通り、危機的状況となっています。2日くらい救急車の中で待機させられた方もいるとの報道もありました。

その状況はもちろんコロナの変異株の脅威によるところも大きいと思いますが、行政の失策がまったくないといえばウソになるでしょう。

まん延防止措置をいくらとったとしても感染を制御できなかったのは国はもとより自治体の責任も重いのは当然だと思いますし、緊急事態宣言を三度出さざるを得ない状況を作ってしまったことにお詫びの言葉があってもよいのではないかと思います。

飲食店などは今回の緊急事態宣言で決定的なダメージを受けてしまう可能性もあります。大型のデパートやテーマパークにしても、相当な損失を被ることになると思いますが、

今回の会見を詳細に聞いてみても、そういった方々の補償についても具体的な話はなく、

どこか他人事のように聞こえてしまうありさまでした。

さらに、「社会危機を解消するため、個人の自由を大きく制限することがあると、国会の場で決定していくことが重要だ」とも述べていました。

その前にまずは飲食店などに手厚い補償策を提案してからの話だと思うのは私だけでしょうか?

③政治家の言葉が軽くなっていないか・・・

colorful sky in evening time
Photo by Sunsetoned on Pexels.com

吉村さんは行政能力も決して低いとは思いませんし、この状況で誰が長になったとしてもそんな効果的な施策を出せるとは到底思えません。

ですから、別に吉村さんを批判するわけじゃないのですが、今回のコロナ禍で浮彫になってきたのは政治家の言葉の軽さような気がします。

愛媛県の中村知事の自身で松山市内の聖火リレーについては中止を発表していましたが、なぜかその当日に号泣して「走らせることができなくて申し訳ない」と言っていました

もちろん、ランナーたちに思いを寄せてのことだと思うので、わからないわけでもないのですが、そのことを決定したのは中村さんなのに、そこであなたが泣いたら「間違っていたの?」と思う人だっていると思うのです。

行政の長として市民の感情を揺り動かすような態度をとるのはいかがなものかと思ったのです。最後まで毅然として態度でコロナ禍に向き合うべきではないのかと思うのです。

昨日、長野、広島、北海道で衆参議員の補選がありましたが、いずれも自民党は敗北しました。(北海道は不戦敗)。

この状況を見ても菅政権にとって厳しい状況は続きますが、菅さんの会見の言葉を聞いていてもやはり心に響くものはいつもなく、官僚の書いた紙をそのまま読んでいるような印象しか受けませんでした。

今回も行き当たりばったりの施策を繰り返し、感染者が急増したら慌てて、緊急事態宣言を出しましたが、そもそも17日間という短い日程で感染者を抑え込むことができるとは到底思えません。

国民の我慢も限界がきているとは思います。ただ、個人で他人に感染させないという意識を強く持つことは引き続き重要だと思います。

政治が信用できないからといってあきらめるのではなく個々人で自分の大切な人、自分自身を守るために今できることが何か考えていくことしか我々にはできないのかもしれません。

コメント

  1. Bontoug より:

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