みんなのネオ・キャリア論(133)ヤバい会社の見分け方3選 | 損切り君がいく

みんなのネオ・キャリア論(133)ヤバい会社の見分け方3選

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みなさんこんにちは。孤独のサイコマンです。

きょうはヤバい会社の見分け方三選をお伝えします。

入社したものの、なんかおかしい、このままこの会社に在籍していて大丈夫なのか?

という人も多いと思います。

私の経験から「この会社はヤバい。すぐ転職しましょう」という典型的な特徴を3つお伝えしていきたいと思います。

①パワハラ・セクハラに対して寛容すぎる

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Photo by Monica Turlui on Pexels.com

一つ目はパワハラ・セクハラに対して許容範囲が広い会社です。

うちの会社も、他人に暴力をして逮捕された人が幹部にいたり、会社をくびにならず、

普通に別の部署で働ていたりしますがやはり、そういう人間がいるために、貞操観念が低い社員・スタッフが集まってしまいます。

さらに、やばいのは長時間労働や業務負担を増やしてもなんとも思っておらず、むしろ上層部が大変なときは休もうとするとんでもない慣習があったりします。

つまり、若手であったりスタッフであったり、過労になっても抗議ができない人間に仕事の負荷をどんどん増やしていき、結果的にうつ病や適応障害でつぶれていく社員・スタッフがたくさんいる会社はマジでやばいです。

また、さらに問題なのは、パワハラを行っている社員を周囲がとがめないことです。

どう見ても、50代の社員が若いスタッフを怒鳴っているのはパワハラ以外何物でもありません。それをなんと、周囲の管理職がまったく見て見ぬふりをしているのです。しかも、その社員はもう何年もパワハラ行為を繰り返し、部署異動の理由がスタッフを2人もパワハラによって退職に追い込んでいるにも関わらず、そういう気質のある人間を野放しにしているのです。

信じられない悪行としかいいようがありません。しかも、1人や2人ではありません。もう周囲には何人も管理職がいながら、だれも注意したり、怒ったりしないというのは完全に集団リンチ状態だと思います。

この社員は、5年も同じ部署でパワハラ三昧を繰り返し何度も社員・スタッフが休職したりやめたりという人間を放置していたのですが、最近ようやく異動となり胸をなでおろしているのです。

周囲の人間になぜもっとはやく異動させないのかということを尋ねたことがあるのですが、衝撃の答えが返ってきたのを覚えています。それは「引き取り先がいないから」です。

引き取り先がいないというのは一体どういうことなのでしょうか。引き取り先がいなければ何をやってもいいといことなのか?なぜ誰もその人間を注意したり、人事部から呼び出しを受けて指導をしないのか?もはや本当に大手上場企業とは思えない有様だと強く感じました。

これは、まだ精神的に未熟な学校で起きていることではありません。大手上場企業の内部で実際に起きているのです。

②コミュニケーションが普段からほとんどない

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2つ目はコミュニケーションの徹底的な不足です。

たとえば、昇格しても、まったく理由の説明がない。たとえば降格してもその説明もないといったまず人事部からの説明の機会がない会社は要注意だと思います。

人事部というのは会社の中枢であり、平等な賃金設定・待遇設定、役職設定、昇給など、ありとあらゆる分野で、社員・スタッフのコントロールをしていかないといけないのですが、とにかく、なぜ賃金の改定するのか。なぜ中途社員だけ、待遇を低く設定しているのかなど、圧倒的に説明が足りていない会社は破滅へ進んでいきます。

なぜなら、社員の中に不満がたまりやすいからです。理由を聞けば人間というのは納得すると思うのですが、そういう機会を一切与えず、何度も聞きに行ってようやく回答する(それも渋々)というケースが過去ありました。

さらに、部署内のコミュニケーションが不足している会社も末期症状だと思います。

私の会社もとにかく、かってに休日を勤務に変更したり、重要な案件をメールでしか伝えてこず見落としたりと、人と人とのコミュニケーションが圧倒的に不足している印象です。

こういう会社は何が怖いかというと、「相手が何を考えているのか全くわからない」ところだと思います。同じ部署なのに、その目の前にいる人間が何を考えているのかわからないというのは末期症状としか思えなくないでしょうか?

本来は管理職などがしっかり全体を見渡してコミュニケーションが足りていないところは率先してリーダシップをとって説明を開いたりミーティングの場を設けたりする必要があると思うのですが、そういう機会も作らず、ただ、ぼーっと自分のやりたいことだけをやっている管理職しかいない会社。

さらに、プロパーばかり優先して、中途に対しては一切会話をしてこない社員スタッフしかいないなど、村社会を構成している部署などがたくさんある会社はもう血液がめぐっていないといっていいと主追いますので、おいおい組織が壊死していくことは間違いありませんよね?

逆にこういうコミュニケーションが不足している会社だからこそ、パワハラ社員・セクハラ社員などを放置して、多くの人間を退職に追い込んだりしてしまうのだと思います。

面倒臭いものには蓋をするということわざがありますが、まさにこういうことを平気で行う企業が厳然としてあるという事実が日本の企業の病理だと言わざるを得ないと思います。

③徹底的な秘密主義

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Photo by burak kostak on Pexels.com

最後は徹底的な秘密主義です。

例えば今回驚いたのは、コロナが部署内で出ているのに、一切情報を共有しないことです。

こういう会社あるのではないでしょうか?

普通にペーパーのやり取りをしたり、会話を数日前にしていた社員がある日突然来なくなったので「どうしたのだろう」と思っていたら、コロナにかかっていたというのです。

しかも、それは濃厚接触者になってしまったため、やむなく、チーム内の同僚から通知が来ただけで、もし濃厚接触者と特定されていなかったら、そのままただ復帰していていたと思うと恐ろしいとしか思えません。

もちろん、コロナになった人を責めるつもりはないのですが、組織としてのこの秘密主義が恐ろしすぎると思います。コロナになった人を特定させないための配慮なのかもしれませんが、それでもこちらも感染する恐れがあるわけですから、きちんと限られた人間だけでも情報を共有すべきだと思います。

会社というのはもちろん、いいところも悪いところもあると思いますが、上場大手企業であってもこの体たらくでは、日本の企業というのはもう復活できないであろうのはもう明らかでしょう。

秘密主義でいえば、評価制度も徹底的な秘密主義の企業が多いと思います。

なぜこの評価なのか。それは、自分の給与にも影響が出ますし、もっとオープンで行うべきだと思いますが、一部の幹部だけが集まって会議を開き、そこで、自分の気にっている社員だけを優遇して評価をつけるという完全にバイアスがかかっていることは明白なのに、それを長年ずっと続けてきている会社が現実としてあるのです。

みなさんの会社もおそらく秘密主義での評価制度を強いている企業が多いと思います。

これは日本の年功上列・終身雇用の弊害だと思っています。

毎年エスカレーターで昇進していく制度では評価をオープンしなくても誰も文句をいうこともなかったと思うのですが、ただ、これからは、メンバーシップからジョブ型に評価制度が移行しつつある会社も多いと思いますし、こういう秘密主義の幹部だけが集まった評価制度は気持ち悪さしかありません。

もっとオープンに全員の評価を公開してこういう理由であなたはこうしたという形で相対評価をつけるなら、納得感もあると思います。ただ、残念ながら評価制度を一長一短でかえていくことは難しく、今後の日本企業の課題だと思います。

中には、360度評価を導入した企業も増えてきました。上司から部下への評価だけではなく、部下から上司への評価、同僚から同僚への評価などあらゆる方面から評価するシステムですが、これは画期的だと思いますし浸透していくべきだと思います。

もちろん、バイアスがかかったり、評価が分散して、一つの評価をつけるのが難しいというリスクもありますが、これまでの一方通行の評価よりは100倍ましだと思います。

これまでお話してきました通り、日本企業はまだまだ秘密主義を強いている企業が多く存在します。それは一人ひとりの社員のモチベーションも奪い、生産性を下げて、引いては会社の存続を危うくする悪しき慣習でしかありません。

外国の企業にすべてならう必要はもちろんありませんが、もっと多種多様な人たちが働きやすい環境で能力を存分に発揮できる職場をつくっていくことが今何よりも求められています。

これまで伝えてきた3つの弊害を早く除いていくことが日本の企業が今後生き残るうえで大変重要なことだと思っています(了)




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