皆さん今晩は。孤独のサイコマンです。3月1日に2022年の春卒業予定の学生のみなさんを対象とした
採用説明会が解禁されました。事実上就職活動が本格的にスタートしましたね。
去年に続き今年もコロナ禍で企業も学生の皆さんも活動を制限されている中、厳しい就職活動になると思います。コロナ下だからこそ、企業はより優秀な人材の獲得に躍起になっており、例年以上に気合を入れた就活が求められています。
私はおよそ20年前に就職活動を行いました。2000年代初頭は就職氷河期で、今のようにネットもそこまで活用した就職活動ではなく、個別に志願書を電話で取り寄せたり、OB訪問についても大学の就職支援課を頼りにしたりと今よりだいぶ「足で稼ぐ」就職活動でした。
いまはですから、昔に比べると情報収集という面では、だいぶ恵まれているといえますが、その分、迷うことが増えてより自己分析と企業分析が大事になってくると思います。
先日は、エントリーシートの書き方についてはざっくり説明しましたので、今回は最初の難関となる一次面接までのマインドセットについてお伝えしたいと思います。以下3点についてご説明します。
①前日は早寝で、当日は早起きして運動を!!!
最初の関門ですから、相当緊張します。目指している企業ならその緊張感は高まるばかりで、前日はなかなか寝付けないと思います。しかし、睡眠はひろゆきさんもよくおっしゃっている通り、「優秀な人間に勝つ一番重要な要素」です。学生なら、ちょっとした無理はまだいけると思いますが、頭の回転ですとか、心理的な状態を良好に保つには絶対に午後10時には寝るのがベストです。午後10時~午前2時に体の細胞の新陳代謝が行われる時間であり、
この時間帯に寝ていないと脳の働きや身体の動きについて高パフォーマンスは全く期待できません。
とにかく、早く寝て早く起きるのが何か人生の重要なことが決まる日にはポイントになると覚えておいてください。
「自分は夜型だし、夜更かしをいつもしているし、その方が調子がいい」とか言っている人もいると思いますが、
人間の体はそういう構造になっていません。それはあくまでも思い込みですから、どんな方にも絶対に午後10時に寝るのがおすすめです。
また、起きるのも早い方がいいです。午前9時に面接が始まるなら午前5時には起きるのをお勧めします
というのは、朝運動をする時間を確保してほしいのです。運動はできれば日光を浴びれるように公園など外で行うのがいいのです。運動をするとまず汗をかきますので新陳代謝が活発化して頭も心もリフレッシュできて、それが1日持続するのです。また適度におなかもすくので、朝食での栄養の吸収がよくなります。
私は仕事のパフォーマンスを上げるために毎日朝必ず雨の日も風の日もランニングを40分程度しています。
そうすると体が軽くなり、頭もさえて、メンタルについても強靭になります。それによって、外的要因(他の人間の言動や天気、自分自身の機嫌)による余計な雑音なども消えているのに気づくと思います。
②30分前に面接会場に到着する
さて、いよいよ運動も終えて、リクルートスーツに着替えたら、会社に向かいます。大体徒歩でいける距離ではないでしょうから、電車で向かうことになると思いますが、ここで一つ重要なのは「早めについて環境になじむことです」。おそらく大体はその企業本社での面接になると思います。(大きな会社の場合は別途特設会場を設けているケースもありますが、、、)。みなさんは一次面接ですから、その企業に行くのは初めてだと思います。結構企業というのは大学と違い独特の雰囲気があります。まさに収益を最大化することを目指す企業というのは資本主義の象徴ですから、クールでそれでいて厳しく、ピリピリしている雰囲気は大学のゆったりしたオープンな雰囲気とは違います。
その雰囲気になれるには少なくても30分前には待機会場に到着していたほうがいいです。というのも私も何度も経験しましたが、結構迷います。会社まで行くのにも迷うことがありますが、その会社から受付にいって、受付から面接会場にいくのにもなかなかスムーズに到着するわけではありません。ここを到着時間を5分前とかにしてネットでリサーチをかけておくと当日確実にあせって心に余裕がなくなり、面接にも大きな負の影響が出ます。
余裕があれば1時間くらい前に会社に到着して、その会社の回りを一周してその町の雰囲気や人の流れ、外観、出入りしている社員の雰囲気など自分の体に徹底的になじませるのがいいです。
さらに、面接会場に到着したら、一次面接ですから、たくさんの受験生が待機しています。整然と椅子が並べられていて、誰ももちろんしゃべっていません。(たまに仲良くなった人同士雑談しているのを見かけますが、会場にいる人事部員の印象はあまりよくないでしょう)この雰囲気もかなり独特です。同じリクルートスーツを着た同じ髪型の同じような若者がたくさん並んでいる光景は異様で、いままで大学生活では見たことがないはずです。
アルバイトの面接でも大体店長と軽く雑談して終わりでしょうから、まったくテイストが違います。
ここが要注意です。この雰囲気にのみこまれる人が結構多いです。実は私も最初の数社はこの異様な雰囲気(殺伐とした何も会話もなく真っ白なフロアに並んだ学生たちが目をぎらぎらさせながら待機している様子)はとにかく恐怖すら覚えました。
とにかく、早く到着してその会社、その町、その会社の社員の人達、面接会場の雰囲気と自分がなじんできます。これが結構大事で、環境になじむということが、パフォーマンス向上に必須の条件です。
みなさん、少なくても30分前には面接会場に到着しましょう。
③面接は基本、アドリブで勝負!!!
三つ目は面接本番についてです。面接というと大体どこの会社も聞くことは同じです。
①これまでやってきたこと②自分はどんな人間か③なぜうちの会社を志望したか④会社で何をしたいか
⑤最近関心がある時事問題について
この5つが鉄板です。これを聞かない会社は逆にないと思っていいです。私も入社試験で面接はあわせて100以上受けてきましたが、これを聞いてこない会社は1社もありませんでした。それほど重要な質問だからです。
逆にいけないのが用意してきた想定問答案を棒読みすることです。
なぜか、人間は驚き、意外性に興味を持つ生き物です。期待された答えではAIでもできますし、おそらく1000人の志望者の回答集を分析させたら、その中にあなたの答えが70%くらいの確率で含まれてきます。
大体、海外旅行とかバイトのこととか、友人関係、趣味、特技、スポーツ、家族、恋愛、資格、特技、出身地など
自分のことを言う内容としては集約できますし、そんなに特異な経験をしている学生であってもこれほどネットで発達した時代に同じような経験をしている人はいくらでも残念ながら出てきてしまいます。
志望動機についてもその会社の理念だったり、社風だったり、収益構造だったり、商品だったり、社長の人物像だったり、社会への貢献だったり、、、、思いつくことはほかの志願者もみな言っていますし、一次面接は特に面接時間が短いので、行き当たりばったりの答えをしていても確実に「飽きられます」
ではどうすればいいのかというと「切り替えし」と「間」の2つが重要と認識することです。
切り替えしというのは質問に対する切り替えしのことで、漫才の「のり」「突っ込み」みたいなテンポが重要になってきます。「間」についても漫才やコント、寄席などが参考になりますが、人間というのは一定のリズムには飽きがすぐ来てしまいますが、抑揚や間をうまくつけて会話をすると飽きさせません。実はこのテンポやリズムまたしゃべるリアクションなどが面接では特に重要です。友人関係や親子関係、恋愛関係でも実は一緒にいて楽しいここちいいいというのは「リアクション」や「間」で決まることも多いのです。
みなさん友人と昨日あって会話した内容を逐一覚えている人はいませんよね?恋人と映画館にいって会話した内容を再現できる人もほとんどいないでしょう。もっと記憶があるのは独特の「間」や「切り替えし」テンポなどの会話を仕切る全体の構成する空気感なんです。
人間関係においてもこの「空気感」が大変重要で、「おもしろいやつ」「また会いたい」と思わせるのは間違いなくこの「空気感」をうまく作り上げている人達です。
ですから、まずは会話の内容というよりはお笑いをよく見たり、話がうまい芸能人の間や切り替えしを研究したほうが、面接は受かる可能性が高まります。内容より「空気感」を大事にしてください。
④まとめ
以上面接で重要なポイントを3つお伝えしましたが、もちろんこれに固執して個性を失うのは論外ですが、
私がこれまで経験してきた面接また、会社員として受験生に面接の相談などを受けてきた身として、感じたことを列挙いたしました。面接は長丁場で精神的に相当きついです。落ちるときは連絡もない企業が多いですし、一番つらいのは理由について明かされないことです。(これはどうかと思いますが、、、、日本企業は面接について落ちた理由を言わないのがルールになっているようです。マナーなのでしょうか)。ですから自分の中で考えて改善していくしかないのがきついです。
ですが、一つ一つの面接で気を付けたいのは面接官の表情です。100社くらい面接を受けていると後半「これはうまくいったな。これは受かった」という感触がつかめてきます。これは面接官も人間なので、表情はなるべく出さないようにしていますが、心が打ち解けた感覚が表情や声質でわかるようになります。これが重要でこの感覚がわかるようになれば、面接に限らず、普段の友人関係、就職した後の取引先との人間関係構築など幅広く使える感覚となります。ですから、人生に無駄なことは一つもないということを肝に銘じ、長丁場の就職活動ぜひ頑張ってください。
もし個別に就職活動で悩んでいたり、困っていたりしたら、いつでも相談にのります。私は専門はメディア系ですが、当時就職活動は幅広く受けているのであらゆる業界のことについてある程度対応できます。
体調に無理せず自分らしさを消さず、かといって自分らしさ全開にもせず、バランス感覚を大事にして人生最初の就職活動楽しんでください。応援しています!!!!
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