おはようございます。孤独のサイコマンです。今日は午後から雨のようですね。花の金曜日なのに残念ですね。。
朝はまだ天気もよく早めにランニングしてきました。老夫婦が仲良く歩いている姿を見て穏やかな気持ちになりました。犬の散歩の方がやはり多いですね。癒しが必要な時代です。
さて、今日は危機管理的な話をしようと思います。
いわゆる密室の危険についてです。DVや児童虐待、家族間などの暴力など大体密室で起きるのは知られている話ですが、
実はパワハラも密室で起きる可能性が高まります
先日、いつもと違う部署で一時的に業務をしましたが、衝撃の光景を見ました。
①2人だけの部署は危険
その部署は普段は2人だけの部署らしく、上司と部下の2人が他のフロアと隔離された場所で業務をしています。
臨時で私はその近くで業務を開始すると上司が何度も経費の書類の書き方について大きな声で書き直しを命じていました。
かなり、常習的にやられているようで、部下の方はブツブツ何かいってはいるのですが、ほとんど蚊の鳴くような声です。これはおそらくずっとパワハラを受けているのだろうな。。と感じたのですが、なぜ放置しているのだろう。隣室はもっと大きな部屋で、複数人のスタッフがいるのですが、われ関せずという感じでした。その上司より権力がある人間がいないのも理由ですが、部下は明らかに憔悴していて、やめてしまうのではないか、、、という感覚がしました。
それも、手を変え品を変え、ちょっとした書類の書き方や記載の仕方に難癖をつけて、朝から夕方6時くらいまでずっとパワハラが続いているのです。
問題なのは、この上司が部下の意見を一切聞き入れない姿勢だったということです。50~60代の古い考え方に固執しているタイプの典型的なパワハラ上司です。
案の定言いかえしたとたんに激情してより畳み掛けている姿に愕然としました。
悔しいことに私も状況が初日で飲み込めず、何もいえませんでしたが、部下においては大変厳しい毎日を送っているのだろう、、、とやるせない気持ちになりました。
②過去に私も似たようなケースが・・・
実は私も過去に似たようなケースがありました。初任地では、中堅の先輩と上司そしてアルバイトと私の4人だけの部署だったのですが、非常に狭い部屋でほぼ密室。。権限はその本社から来ている上司に集中しており、やりたい放題の状態でした。
勤務時間もめちゃくちゃで、私たちは通常通り9時には出社していましたが、その上司は昼過ぎにくるのが当たり前で、夜は日付がかわるまで、会社でダラダラしていました。(独身のせいもありましたが)。
厄介なのは、それに私たちも付き合わされることでした。新人のため、先に帰ると言い出せないことをいいことに、
企画だの業務のことについて延々話を聴かされ、挙句のはてには夜10時くらいから飲みにつれていかれることもままありました。この上司は翌日、昼過ぎまで寝てられるからいいのでしょうが、私は9時には出社せねばならず、大体力的に辛い日々を送ったのを覚えています。
結局その上司は本社には戻れず、延々と地方を転々とする人生のようですが、被害者である私としては
まだその会社にとどまっていること自体憤慨極まりないのです。
パワハラは受けた側は生涯忘れることはできません。やったほうはあっという間に忘れてしまうようですが、、、、
密室はこのように権力者がより力を誇示できる舞台を与えてしまう危険な装置です。
会社などでもこうした数人でやばい人間が上司の部署は最悪です。心を壊さない前にすぐに配置転換を希望した方がいいでしょう。
③家庭は最大の「密室」
仕事に限らず、人間は「密室」で2人きりになるケースが結構あります。
たとえば、カップル。これも非常に危険です。仲の良いときはいいですが、もともと彼氏が暴力気質だった場合、何かのきっかけで(大体単なる勘違いの場合が多いようですが)突然豹変して暴力を受ける危険性もあります。
だいたい、どちらかの部屋で暴力は起きます。しかも問題なのは第三者の目撃者や防犯カメラもないため、警察に訴えてもただの痴話げんかで終わらされてしまう危険性があります。カップルの場合は一般人同士の暴力沙汰と違い、扱われる可能性が低くなってしまいます。
もっとひどいのが家族内です。家庭は最大の密室といっていいでしょう。
一番典型的なのは児童虐待です。先日も福岡で5歳児が何も食事を与えられずなくなってしまう事件がありましたが、これは母親のママ友である女がこの家庭に深く入り込み、マインドコントロールをして、夫との離婚まで決断させてしまうという恐ろしい事件だったのですが、これも密室によるもので、母親とこのママ友のやり取りは誰もわからず、警察も捜査が2人の証言に頼らざるを得ず非常に困難になってしまいます。
虐待については年々増加傾向にあり、明らかにこの密室性が招いたものです。
事件についても家族間の事件が実は半分を占めているというデータもあるくらいで、
いかに密室で悲劇が起きやすいかを物語っていると思います。。。
④密室はできるだけ避けた方がいい
家族、恋人、仕事仲間、、、、本来なら頼りにしたり、されたりする人生の根幹ともいえる人達が一転して悲劇にさらされるのが、密室でのこうしたパワハラ、暴力、虐待の類です。また、以前から問題になっている引きこもりなども密室だからこそ起きてしまう性質のものです。学校のいじめなんかもいってしまえば密室によるものだと思います。(人数は多いですが、クラス制度という閉鎖空間によるものだと思います)
これはとめようと思っても、人間は一度タガが外れてしまうとなかなか元に戻らないものです。
私はとにかくこういうケースに遭遇した場合、外に出ることを薦めています。
外というのは会社なら配置換え、退職、転職、カップルなら即別れる、家族なら家を出る、学校なら退学する、、、、ということですが、なかなか実行に移せない人が多いと思いますが、ぜひ勇気をもって実行してください。
世の中は広いです。何度も言いますが、目の前にいる人は別にあなたと一緒にいる必要がある人間ではありません。とにかく密室の世界から抜け出して広い世界で生きていってください。地平線が見えるような素晴らしい世界があなたを待っています。悩んでいないでまずは今の密室から飛び出してください。
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