HSP×社畜のトキメキ処世術(113)小学生みたいな大人が増えているワケ | 損切り君がいく

HSP×社畜のトキメキ処世術(113)小学生みたいな大人が増えているワケ

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みなさんおはようございます。孤独のサイコマンです。

きょうは天気がよくなり、気温もグングン上昇していきそうです。

緊急事態宣言は延期されましたが、外に出ていい空気を吸うことが

健康にいいと思います。

きょうは、小学生みたいな大人が増えているワケについて考えてみたいと思います。

私の周りにも「こじらせ成人」がたくさんいます。私が小学生のころの大人は基本的に両親となりますが、こんなにも幼い言動をしていたとは思えないのです。

なんでこんなにも小学生みたいな大人が増えてしまっているのか?いまの現代社会の状況など踏まえて考えたいと思います。

①本を読まない

person holding blue holy book
Photo by RODNAE Productions on Pexels.com

一つ目は本を読まない大人が増えたせいだと思います

私も決して多読するほうではありませんが、やはり読書をしている人間と接すると物腰だったり会話だったりが知性があり創造性があり相手に対しての思いやり、気遣いなどしっかりできている印象の方が多い気がします。要は自分自身をコントロールできている印象の人が多いということです。

逆に、スマホの急激な普及で、ゲームだったり、アニメだったり、バラエティなど何も考えなくて直情的なメディアばかり見ている大人が増えたせいで、想像力だったり、相手に対する痛みだったり、気遣いだったり、感情のコントロールだったりができていない人が多い印象です。

自分自身をコントロールできるかどうかというのは「自分を客観視できるかどうか」だと思います。

どうしても日頃生活していると自己正当化バイアスがかかりやすいので、自分自身を否定されたり、拒否されたりするとその自己正当化バイアスがトリガーになって突然怒り出したり、猛烈に相手をけなしたりする大人が多いと思います。

いわゆる切れやすい大人が増えている理由がまさにここにあると思います

読書というのはまさに能動的かつ知性の行為であり、他人の思考を知ることによって一つは「世の中いろいろな人がいる」ということをしっかり把握し自分が全てではない、自分が全部正しいはずがないことを知れることがまず第一だと思います。

本を読んでいない人は、そういった発想や奥行きがない行動に走りがちで、どうしても相手に対しての思いやり想像力が不足してそれが結果的に態度や行動に出てしまいます。

仕事をする上でも読書で得る知識は生かされますし、なんといっても対人コミュニケーションにおいて、読書は必須のツールだと思います。会話をしていても相手が知識がたくさんある人なら面白いですし、仕事のアイデアやスキルにも生かされるわけですから、得することしかないと思まいます。

②未婚者の増加

wood cars road landscape
Photo by Maor Attias on Pexels.com

未婚者の増加も大きな要因だと思います

これは「自分は独身だが、そんなことはない」とおしかりを受けそうですが、私の社会人歴20年の経験上、「これは間違いなく未婚者のほうが幼い思考であることが多い」といえます。

やはり既婚者というのは家族を守るためという他己精神があり、いうことを聞かないわが子に対して、根気よく育てるという忍耐力もあり、パートナーとどんな時もうまくやっていくコミュニケーション力があり、なんといっても家族を持っているという責任感が本人を大人にさせていると感じます。

一方、独身者というのは、行動も自分ですべて決められるわけですし、相手にいろいろ私生活で言われることもないですし、好きなときに好きな時間、好きなことをしているわけですから、「わがまま」に生きることができますし、実際そうやって普段から生活しているわけですから、社会においても制約が少ない分わがままが通るということなんです。

私も最初の上司は40代で独身でしたが、とにかくやりたい放題のわがままなとても大人とは思えない上司でした。いつも相手をにらみつけては、「俺のほうがすごい」といきり立ち、だれに対してそんないきり立っているのか、意味不明で、他人を認めず、寛容性もなく、寂しい生き方をしていると感じていました。そもそも社会人1年目の自分に「俺のほうがすごい」とかいっている時点でやばい人間だと思いましたが、その当時は私もまだ若く「社会人はこういう人たちの集まり」だと真剣に信じていましたし、今考えるとそんな管理職をおいている会社もとんでもないと思いますが、そういった批判的な思考すらできないほど疲弊してしまったのです。

もちろん、そのあともすべて独身者が「ダメな上司」だったわけではありません。独身であっても仕事もでき、面倒見もよく性格も素晴らしい上司もいましたが、ただ、正直いうとそうはいってもやはり既婚者のような「達観している感覚」「超越した感覚」「視野の広さ」「人との接し方」といずれにとっても未婚者のほうが劣っていると感じました。

苦労した数ほど人は成長するといいますが、結婚は大変な苦労を伴います。家を買ったり、子供の養育費がかかったり、喧嘩したり、不良に子供がなったり、奥さんが浮気したり・・・いいことよりつらいことのほうが多いですが、それは「人のために生きる」とい根本的な事を学べるので、みんな大人になっていくのだと思います。

決定的な違いは「人のために生きることができるか?」にあると思います。それが訓練されているのが既婚者だと思います。

③「インスタント」な世界になったため

pink instax camera
Photo by Adrianna Calvo on Pexels.com

三つ目はインスタントの世界が小学生のような大人を量産していると思います。

いまはとにかく「早く効率的に」物事が進む世界です。

インスタントな世界といってもいいと思います。ネットを見ればインスタントに情報が全て入手できますし、食べ物も世界中のものがコンビニでもスーパーでも手に入ります。へたしたらウーバーイーツで家にいながら世界中のおいしい食べ物を楽しめることができます。

さらに、ほしいものなんでもがアマゾンで注文したら下手したらその日に届きます。

個人でのやり取りも昔は伝書鳩から、手紙、そしてメール、電話ときて、今はチャット、ラインとやり取りにかかる時間がどんどん短くなってきています。

全てのことがインスタント化する世界において、逆に人間の感情はどんどん幼くなってきています。

間違いなく小学生のような大人が増えています。

なぜならば、なんでも簡単に短い時間で手に入る時代になったため、逆に手に入りづらく難しい案件に関して面倒になって手を出さなくなったり、避けたりする大人が増えているのです。

最も大きいのは直のコミュニケーションだと思います。最近の若い人から大人に関しても明らかにコミュニケーション能力が落ちています。それはそうだなあと思います。

昔は駄菓子屋で買い物するだけでもお店のおばあちゃんに怒られたり仲良くなったりしてコミュニケーションを鍛えられていました。今はコンビニでもオートマのレジで人を介在したコミュニケーションがどんどんなくなっています。

コロナで一気に人を介在したやり取りがなくなったことで効率化の世界にどんどん進む半面、人と人との間になる、濃密かつドロドロした感情のぶつかりあいがなくなり、人と人の間はどんどんたんぱくに耐えられないものになっていってしまっています。

隣人の騒音が耐えられないから暴力に走る。恋人が別れたいというと暴力に走る。子供が泣き止まないから暴力に走る。先生が注意してきたから暴力に走る。ストーカーをしていた人間に拒否されたら暴力に走る。街中で目があったら暴力に走る。マスクをつけていないと注意されたら暴力に走る。。。。これは実際、いま世の中で起きている事件ですが、こんな異常な世界に私たちは生きていることになります。

これは20歳で成人式を行った大人たちがしている行動なのです。なんということでしょう。まさにインスタント世界で思考回路までインスタントになってしまった結果、こういう子供な大人が急増してしまっています。

これからの教育は人間はもっとドロドロしてギスギスして難しい生き物だということをしっかり幼いころから鍛えさせる必要があります。

インスタントな世界で、お金をいかにしてもうけさせるかや、プログラミングの教育も大事かもしれませんが、人間は自己中心的で短絡的で欲望の塊でどうしようもないものであるということを幼少のころから徹底して学ばせる必要があります。

いじめパワハラ、暴力、虐待・・・こういったことは必ず起きますし、そういう人間をどう教育して減らすか、今後の重要な教育課題だと思いますし、日本人総幼児化をふせぐためにそろそろみんなで真剣に考えていかなければいけない時期にきていると思います。

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