みなさんおはようございます。孤独サイコマンです。きょうは雨ですね。気温もぐっと下がり、体調管理が難しい季節です。新入社員のみなさんは憂鬱な朝になりませでしたか?
私も大学を卒業して社会人1年目は千葉県で過ごしましたが、とにかく嫌で嫌で仕方ありませんでした。毎日日記に「きょう頑張ればなんとか・・・」みたいなことを殴り書きをしていたことを思い出します。
何度か触れましたかが超絶パワハラ上司だったので、1年目の23歳の自分にはとても太刀打ちできるものではありませんでした。(その人は今ははるかかなたに左遷されていますが、、、)
本当に運不運に左右されます。人事だけではなく入社した会社の社風でさえ、事前にどんなにリサーチしたとしても実態はかい離していた、、、ということだってあり得るわけです。
究極的には会社に依存しないセミリタイヤという働き方が今度ますます活発になっていくと思います。
私ももう少し遅く生まれていればこの時代に、、、と残念がっても仕方ありません!
今からでも40代のみなさんも自分の力で生きていく道を探しましょう。私も日々暗中模索しています。
きょうは、これから就職活動をはじめる、または新入社員の方にお伝えしたいことがあります
それは「減点方式の会社はヤバい」です。その理由を説明いたします。
①会社の雰囲気が悪くなる
「減点方式」を重視している会社がヤバい理由。その1は「会社の雰囲気が悪くなる」ことです。
私は現在メディア業界で3社目で働いていますが、1社目が給与が低かったかわりに「加点方式」の評価でした。
ですから、ちょっとしたミスは気にせず、どんどん前のめりに成果を出しにいける社風でした。
個人個人の間ではいろいろもちろんトラブルもありましたが、会社全体としては穏やかでまったりした雰囲気があり、その理由の一つはこの「加点方式」の人事評価があったと思います。
その一方で、2社目は減点方式と加点方式が半々くらいの企業だったと思います。
ミスも許さない風土がありましたが、成果を出せば素直に褒めてもらえるという「アメとムチ」の使い分けがうまい会社だったかなと思います。
しかし、成果主義があまりにも強すぎて、逆に社員同士はギスギスした雰囲気がありました。
私も一時、出先機関で業務を行っていた時代があり、その時は別の部署から派遣されていた後輩と2人で机を並べて仕事をしていましたが、驚いたことはその同僚が常にパソコンを絶対に見せないように閉じていたことです。
別に中身を見る気もありませんが、その徹底ぶりに成果主義の悪い面を見た気がしました。
その上、私の日々の動向が気になるのか「きょうはどこに取引にいくの?」などとよく聞いてきました。
会社の評価基準に思いっきり染まっているな・・・と恐ろしくも思いましたが、半年程度で異動になりましたので、
よかった、、、と思いきや次の出向先でも、後輩が成果主義に飲み込まれたタイプで、一番成果が出やすい取引先は絶対に渡したくないのか「〇〇課は私の担当です。絶対に交渉はさせません」と何も言っていないのにものすごい形相で睨みつけられたことを覚えています。
会社とは一長一短で成果主義が強くなればなるほど一時にの生産性はあがるかもしれませんが、このような社員を生んでしまう恐れが常にあるということです。
②モチベーションが下がる社員が続出
減点方式は社員・スタッフのモチベーションを下げてしまいます。
それは、「やって当たり前、やらなかったら減点」という基準で上司がすべての業務を見てくるからです。
以前、私の部署の同僚がミスをしたとき、どんなにハイパフォーマンスでもそのミスについて、管理職中にわかるように、メールでミスの共有をして、さらに、何度も報告を求めては、そのミスについて、その同僚だけの責任ではないと考えられるのですが、徹底的に攻撃していた上司がいました。
これを見て「ヤバい会社だな」と改めて思い返したのです。
やっかいなのはプロパー社員はこれが「ヤバい」と思っていないことなのです。
当たり前のように入社時からずっと同じ価値観で上から虐げられてきているので、その指導が正しいと思い込んでおり、それをたとえば自分の代で改善するとかそういう発想はみじんもないのです。
プロパーの恐ろしいことは「一つの会社でしか生きてこなかった」ことにより社会人の価値観=その会社の企業理念と一致させられてしまっていることです。
だから、転職したほうがいいというのはそういうことなのです。
話がそれましたが、減点方式はこのようにミスを「チームとしてどうあるべきか」と考えずに「個人の攻撃で完結」させてしまうことにあります。これでは、生産的な、前向きな議論が生まれる余地もなく、ただそのミスをした個人を攻撃することで自分の責任ではないことを上層部に伝え、自分の身を守るという保身一直線の発想でしかないのです。
その社員はどう考えてもその上司に対して抱くのは「不信」しかありません。こんなことで、社員が育つはずがありません。「減点方式」をとってきた結果がこういう上司を生み出してしまうのです。
③減点方式は成熟企業に多い
私が勤めてきた会社はいずれも50年を超える歴史がある企業ばかりです。ですから、「成熟してしまっている」企業ともいえます。
実は「減点方式」が多いのはこうした成熟した企業です。なぜならどうすれば収益が上がるか経験上わかっているので、そのマニュアルにそったやり方が絶対になるからです。
新しい視点、新しい発想、新しい方法などは口では「コロナ禍」で改革が必要だと吹聴していますが、実態としてはこれまでのやり方を大きく変える気は全くありません。
そこが問題なのです。成熟企業は景気がよいときはいいのですが、こういうコロナ禍で改革が必要なときに、その大きさが重しとなって、フレキシブルに自らの姿を変えることが出来ません。
これまでやり方、内容をかえずに、「これが正しい。このやり方に口をはさむやつはいらない」といわんばかりの価値基準を社員に押し付けてビクビクしながら、ミスはその社員のミス!!手柄は会社の収益に吸収させるという発想で生き延びてきているのです。
そんな企業が社会に何か貢献できるとは思えません。こういたことからも減点方式を採用しているといかに会社に未来がなくなるか分って頂けるかと思います。
人間はだれしもミスをします。それをカバーしあって、モチベーションをあげてよりよい雰囲気をつくっていけるような「加点方式」を採用してくれる企業が少しでもふえることを願ってやみません。
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