こんにちは孤独のサイコマンです。きょうは、天気があれています。ランニングもしましたが、雨でびしょぬれでした。出水期が近づいているのを感じます。
さて、きょうは人生でみなさんを悩ます選択についてです。生まれてから死ぬまで人生の行方を左右する選択から、些細な選択までおそらく何千回と選択をしていかなければいけません。
きょうですら、すでに朝食を何を食べるか、ランニングは何時から走るか、着ていく服はどうするかなど些細な選択を迫られる日々です。
そのうえで、おそらく誰しも「あの時こっちの選択をしておけば…」と思うことがあると思います。私も何回も後悔する選択をしてきました。しかし、正しい選択を神のみぞ知るですから、せめて、人生にとってよい選択肢を選べる確率を上げることができる方法を私の人生経験からみなさんにお伝えしていきたいと思います。
①あえて「難しい」と思う選択肢を選ぶ
一つ目はあえて難しい選択肢を選ぶです。
私の経験でいうと、これまで一番選択する上で大変だったことは「会社」だと思います。
通常大半の時間を費やすことになる仕事をする上での箱をどこにするかは人生において最大の悩みだと思います。
失敗したら、取り返しのつかないことになりますし、うまくホワイト企業にはいってももっと待遇や職場環境がよいところをめざすことになるかもしれません。
人間の欲望は限りないのですが、一つ言えることは易きに流れることはおすすめしないということです。
私は29歳で1回目の転職、35歳で2回目の転職をしましたが、いずれもかなりハードでした。
そもそも転職自体が市場リサーチやエントリーシートの作成、面接日程の調整、面接が落ちた時のメンタルの維持など、いろいろと精神的にも肉体的にもきつい作業がまっています。
私も1回目の転職では、同業他社にうつりましたが、普段の業務を平日はしながら、休日の土日に面接日を合わせてもらって、疲れた体に鞭を打って希望する会社のリサーチや面接の練習、エントリーシートの作成などに追われました。
精神的にはかなりきつかった記憶がありますが、内定を得て、新しい会社に移籍したときはそれに追い打ちをかけるように、当時の上司や同僚、部下からも批判や非難の言葉を結構浴びせられました。
もちろん送別会もなく、悲しい退職となりました。退職金は8万円で、人事部で「自己都合退職だから」と言われ、淡々を退職の書類作成をした記憶があります。
しかし、2社目は相当なブラック企業で、休みは全くなく、扱いも中途のため求められる要求も高く、精神的にも肉体的にもあっというまに壊れてしまい、入社3か月で2週間休みをもらい、部署内で配置転換をしてもらいました。
このころからすでに3社目の会社を探し始めていましたが、そんな簡単に見つかるわけもなく、仕事をしながら、地方の会社も複数受け続けました。北は山形、長野、南は沖縄までとにかく面接を重ねて、内定を複数社から得ることができましたが、結局自分の納得できる企業には巡り合えず、ブラック企業で気づいたら3年も仕事をしていました。
ここで、ようやく知り合いを介して裏口で希望にあう会社に転職することができました。ここでは地方の企業に安易に転職せず、いろいろとリサーチを続けて、チャンスをうかがい続けたことで、道がひらけたような気がしています。
一番楽だったのは最初の会社で定年まで勤め上げることだと思います。それならば、周囲もみんな知り合いですし、立場的にもえらくなっていくわけですから、言い方は悪いですが偉そうにふるまいながら仕事をできる立場にいられることになります。
しかし、転職をすると、大体プロパーより立場は悪いですから、厳しい環境で知らない人間たちと仕事を続けることになりますから、精神的にも肉体的にも厳しいことになります。
しかし、今の会社がもう好きで好きでたまらないという人はごくまれでしょうし、よっぽど待遇がよくなければ、よりよい待遇や働き甲斐がある職場にうつりたいと思うのは当然です。
ここで大半の人たちは「転職したらまた一から人間関係を築いたり、仕事を覚えるが大変だな・・・・」としり込みすると思います。
しかし、確実に難しい道を選んだほうが人生は切り開けます。
なんといっても、転職しないと得られない経験があり知識があり人脈があります。
一つの会社にいえれば会社がつぶれない限り精神的にも肉体的にも追いつめられることはそこまでないと思いますが、そのかわり環境の変化に対する耐性やコロナ禍のような突然の有事に対しての対応力もまったく身についていないことになり、よりリスクがあると思います。
ですから、普段から環境の変化に対応できる柔軟な発想や姿勢を持つためにはある程度転職というのはしておいたほうがいいと思いますし、なによりも失敗したとしても後悔はない選択になると思います。
②「直観」を信じる
人生の選択で重要なのは「直観」です。適当に選んでいるわけではなくて、これはこれまでの人生の経験をしてきたうえで自分が体や心にしみこんでいる感覚を信じるということです
ここで選択する上で邪魔になるのが「他人の意見」です。人間はいろいろな目標に向かって選択を続けていくと思いますが、中には非常に困難で選択すれば、これまで得てきた地位や立場を失いかねないこともあると思います。
このくらい大事な選択を前にすると人は誰かに相談したくなると思います。
しかし、これが問題で、他人はあくまでも他人であってあなたの人生の面倒を見てくれるわけではありません。ですから、他人の意見はあくまでも「参考」にすぎず数ある情報の一つとしてとらえることが大事です。
私も最初は紙媒体の仕事をずっとしてきましたが、「この先、環境問題やエコの観点からペーパーレス時代が来るだろう。さらにネットがますます隆盛になり、紙による情報伝達は衰退していくのは間違いない」と入社8年目で思い悩むようになりました。
ところが、この会社は歴史が古くみな、あこがれて入社してくる社員が多かったため、このころは退職する人間はまださほど多くなく、やめる社員は「裏切者」的な扱いを受けていました。
「仕事は金じゃない。プライドでやるんだ」という上司も多く、とにかく固定観念が強く、そこも一つ残るのが嫌な理由だったのです。
3か月ほど悩みましたが、自分の直観で「この先この仕事は未来がない」とある日汗だくで夜中に起き、神の啓示のように退職を迫られた記憶があります。
ただ、一つ重要なのは「未来がないからすぐにやめて、転職活動をして次の仕事を探す」というのは順序が間違いです。
まず、大事なのは、次の会社の内定を得てから退職することです。
特に、若い方は勢いでやめてしまうこともあるかもしれませんが、特にこのコロナ禍では、簡単に仕事は見つかりませんし、求職期間が増えれば増えるほど不利になります。
ハローワーク通いが様になるようではもういけません。とにかく短期決戦で転職先は決めないと、自分自身の精神的、金銭的負担が大きくなってきて、ますます焦って、適当な会社を選んでしまい、また、ブラック企業に搾取される・・・という悪循環に陥ってしまいます。
日頃からネットでは「〇億円簡単にかせげるネットビジネス」「〇億円投資で儲けた」「副業で〇百万円月稼いだ」「ブログで1億円かせいだ」みたいな話が踊っていますが、その話自体が真実かどうかはわかりません。そもそも、アクセス数を集めるために虚偽の情報を流している可能性はいくらでもあります。
そういう情報に踊らされず、身の丈にあった形でまずは次の仕事を探して軌道に乗ってから副業などを始めるのが大事です。本業ありきの副業であることをまずは再認識することが大切です。
少し話が脱線しましたが、とにかく人のいうことに流されず自分の直観が最も大事なのは変わりません。人の話に流されて結局幸運の女神の前髪をつかめないことはよくある話です。
他人の話はあくまでもその人の生きてきた価値観に基づいた意見です。絶対に100%信用することはどんなに大切な家族や友人、恋人であってもいけません。
③経験はすべて糧になるとの思考が大事
三つめは、選択した後のことです。おそらく多くの人が、「もう一つの選択肢のほうがよかったかも」と思うことがあると思います。
しかし、人生に失敗はありません。必ずそのつらい経験が生きます。
たとえば、就職活動で2社内定を得て、そのうち1社を選んだとします。そこで、10年後に選んだ1社は倒産し、もう1社は資産価値が100倍となる大企業に成長したとなれば、どう考えても選択を間違えたとみな思うと思います。
実はそうではありません。倒産して再び、仕事を探して再就職するということはめったに経験できないことで、さらに、逆境をばねに成長できるチャンスを得たということになります。
実はそうではありません。倒産して再び、仕事を探して再就職するということはめったに経験できないことで、さらに、逆境をばねに成長できるチャンスを得たということになります。
私の経験上順風満帆に生きてきた人間は全く厚みがなく、わがままで、思いやりもなく、あまり付き合いたいとは思えない人が多いです。
逆に数々の苦難を乗り越えてきた人のほうが、より聡明で、判断力があり、人を大事にして、思いやりがあり、創造性豊かで、人としてのオーラもあります。
これはインタビューアーという仕事をしてきたからこそいえることで、1000人以上のいろいろな立場の方と会ってその話を聞いてきて、感じたことです。
みな大体うまく生きてきた人というのはいませんでしたし、多くの失敗をしてきて今があるという方がほとんどでした。それでも充実した人生を送れているのは、その一方の選択肢を決して否定せず、次のチャレンジの糧にしてきたからだと思うのです。
ですから、みなさんも「この選択肢は間違いだった」と落胆するのではなく、なぜこちらを選んだのか次はどうすればそのような選択をしないですむのか、逆にこの経験を次にどう活かせるのかとしっかり思考することが大事だと思います。
人間は安泰した人生では何も力を発揮できません。同じ業務を永遠と定年まで続けていればそれは人間関係も業務も代り映えしなわけですから楽に違いありません。
人間は変化を嫌うので、どうしても同じ会社、同じ仕事、同じ人間関係にいたがりますが、変化を恐れない人間は腐っていきます。かならず淘汰されます。
どの世界でも変化を恐れず失敗を恐れず次々迫ってくる選択肢をしっかり選んで、困難な道をあえて進んでいく人だけが充実した人生を送れるのは間違いありません。
ぜひリスクを恐れず充実した人生を送るため多くの選択を乗り越えていきましょう。(了)
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