みなさんおはようございます。孤独のサイコマンです。いよいよ明日から新年度。多くの社会人が大海原へと飛び出していくと思います。
色々な楽しいこと、つらいことが待ち受けています。
最初にいっておきますと、お金を払って生きていた世界とお金をもらって生きていく世界とは
まったく別世界です。その落差に最初は驚くと思いますが、そこでどう自分と向き合っていくかが大事です。
きょうは新社会人に資本主義を生き抜く心構えをお伝えします。
①資本主義は「マネーゲーム」
日本は資本主義社会です。
究極的に言うとマネーゲームに勝てるかどうかが大きなポイントになります。
マネーゲームとは別に投資で大儲けするということだけではありません。
自分という人的資本の力を最大限発揮できる市場に投資して最適にお金を回収することができるかにかかっています。
みなさんは最初、様々な業界で働くことになると思いますが、おそらくみんながみんな自分の適性に最もあった仕事につけるかということそうではありません。
就職活動では選別が行われ、どんなにいきたかった業界でも内定が取れなければいけません。
だったら、自分で起業してしまえばいいじゃないかという考え方の人もいると思いますが、
世の中の大多数の方がそんな資本金がいきなり1000万円とかある人はいないと思いますし、
起業ではほとんどの方が敗れ去っていくリスクの高いマネーゲームとなります。
ですから、まずは入社した会社で働きながら基本的なコミュニケーションスキルとかプレゼンテーションスキルなど社会人としての基礎的スキルを身につけながら、給料をもらって、それを人的資本の向上に回すのが最適解だと思います。
資格の勉強や知見を広めるための旅行や、他業種の交流会の積極的な参加、オンラインスクールでもなんでもいいのですが、とにかく「人的資本を最大化」するための投資に給与は最初回した方がいいと思います。
株などの投資についてはある程度資産がたまった段階で始めるのがいいと思います。
なぜなら株などの投資については、元本が大きくないとその力を発揮することはできません。
少額でちびちび投資していても、その恩恵をあずかれるのは何年も先です。
でしたら、人的資本の向上にお金は全部向けてしまう方が少なくても20代のうちはいいかと思います。
②不条理を受け入れる覚悟を持つ
資本主義はとにかく効率よくお金を稼げる人が勝ってしまう不条理なゲームです。
いまコロナ禍で最も過酷な仕事に従事されているお医者さん、看護師さん、ホームヘルパーなど日常生活を営む上でなくてはならない「エッセンシャルワーカー」と呼ばれる人々。
実は、お医者さんを除いては給与があまり高くないのです。
資本主義社会ではお金をたくさんもらえる人が勝者のゲームですが、
本来ならこうした私たち一般人が生活していく上で必須のエッセンシャルワーカーこそ高給取りであるべきではないかと個人的にはずっと思っていましたが、「そうなっていない」のが現状です。
どんなに人の役に立つ仕事をしようが、それに見合った給与がもらえないなら、より簡単に働けて、お金がたくさんもらえるような仕事にシフトしていってしまい、こうしたエッセンシャルワーカーが不足していくという
日本社会にとっては悪い方向にいま社会が向かっているのは間違いありません。
では、逆に「お金持ち」というのはどういう仕事をしている人達なのか、、
それは間違いなく圧倒的に多いのは「不動産業」です。不動産を持っている人達が富裕層に圧倒的に多い実態があります。
これはもちろん自分でお金をためて、不動産を購入して運用している人達もたくさんいると思いますが、
多くは土地や建物を財産として先祖代々譲り受けてきたいわゆる元来の不動産持ちの人々がずっとお金持ちでいるという現実があります。
いってしまうと、不動産業というのはもちろんいろいろなメンテナンスや借主の募集など、細かい業務はあるでしょうが、エッセンシャルワーカーほど激務をしなくてもその何倍ものお金が入り込んでくる仕事だということです。
要するに何時間も死ぬほど世の中のために働いてもそれに見合ったお金を手にすることができないという不条理をまず受け入れる必要があります
私もいい大学、いい会社に・・・という価値観を教え込まれて生きていた人間ですが、
大企業だからといって必ずしも世の中の役に立っているわけではありません。
資本が大きい企業の方が給与は高いということだけです。不動産業や金融業、商社、大手マスコミ、外資系企業、コンサルなど給与が高い業種は片寄りがありますが、総資産が大きく、社員に高給を回しても経営していける会社というものを把握し、そこを選択していくことがまず最初に求められています。
お金がすべてではありませんが、資本主義の仕組みを知らずやりがいややりたいことだけで選ぶと後々、10年後、20年後に家族をもったり、両親の介護をしたり、病気になったりといろいろな出費の際に、お金というものの価値の重大さが重くのしかかってくることになります。
ですから、その資本主義の仕組み、またその不条理さを認識したうえで、自分という資本をどういう形で市場に投資していうかを冷静に分析していくことが必要になります。
③他人に左右されない心を持つ
資本主義はマネーゲームといっても、構成するのは人間です。
この人間関係というのをいかに効率よく無難にさばけるかもマネーゲームで勝つために大きな要素になります。
私も純粋に仕事だけならたいして苦労はしませんでした。ほとんどの社会人もそうだと思います。
世の中、資本主義社会で生きていくうえでも最も困難になるのが「人間関係」です。
たとえば、入社直後の同僚、後輩、上司がどんなにいい人達で給与も高くホワイト企業であっても
それが一生続くことは絶対にありません。環境は絶対に変わります。
異動、転職、独立、どんな選択肢をしても必ず周囲を取りまく人間はかわります。
次の異動先がものすごいパワハラをする上司で有名な部署だったら・・・これを断ることはいまの日本社会ではできません。私も異動先がめちゃくちゃパワハラで有名なクレージー上司でしたが、断ることなく1年半つかえてかなりメンタルはボロボロになりました。
今考えると会社も会社でこんな恐ろしい人間の下にまだ数年の社員を配置するなんて、労基署に訴えてもいいパワハラレベルでしたが、そういった知識も何も持ち合わせておらず、ただただ言いなりに過ごすという悲惨な20代を送りました。
私の経験上、周囲の人間はよくもわるくも絶対かわるので、「それらに人間の影響されない価値観を持つ」ことを優先的に取り組むのがいいと思います。
とにかく、人間は「自己の利益の最適化」を図るために行動しています。他人のために、という人間は圧倒的少人数です。自分の意見が通らなければ、強引に通したり、部下に反論されたらパワハラを繰り返したりと、とにかく愚かな人間はたくさんいることを肝に銘じてください。
ここで大事なのはその人に嫌な思いをしないようにこびたりへつらったり、ご機嫌伺いをするようなことをすると増長してさらに悪質なパワハラをしてくるということです。
絶対にこびへつらうのはやめてください。何かいわれても毅然とした態度を通してください。
私はそれが出来ずに苦労してきました。だから同じ辛い思いはみなさんはしないでください。
会社はあなたを絶対に守りません。会社の利益の最大化を目標にしており、個々人の幸せを最大化することを
考えてはいません。あなたが会社に搾取されないよう、とにかく自分の軸をしっかりもって、恐るべき狂った人間たちと厳しく毅然と対峙することを何よりも優先することを願ってやみません。
以上、資本主義社会で生きていく心構えをお伝えしました。
色々な出会いがあると思います。生涯の友人にあったり、尊敬でいる恩師に出会ったりすることもあるでしょう。
それでも、流されず、自分の核を持ち続けることを最優先にしてください。最後に残るのは誰もいません。あなたの周りにいるのはあなた一人だけなのです。それを忘れないでください。
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