みなさんおはようございます。孤独のサイコマンです。だいぶ梅雨っぽい季節になり、
鬱蒼とした日々が続きそうです。。
きょうは、転職についてお話をします。
今の時代、1社にずっととどまる人たちはよほど待遇面で優遇されているか、会社がしばらくは存続が確約されるような業種の一部の方々だけだと思います。
私も2000年代初頭に社会人になり、これまで2回転職してきましたが、正直どちらも成功したとはいえません。
なぜ、成功できなかったのか?最近自分に問いかけると、簡単な理由がわかったのです。
これは、皆さんにとってもはまりやすい罠ともいえるので、きょう、そのワケと共有させてください。
①「給与」「社名」で決めると地獄行き
一つは「給与」だけで転職を決めると後悔します。
私は1社目は平均年収500万円程度のいわゆる「普通の」民間企業に勤めました。
理由としてはマスメディアでいろいろな人に会えそうとミーハー根性丸出しの単純な理由で
決めました。
最初は嫌な上司に対応に苦慮しましたが、ある程度責任ある立場になり、楽しい仲間にも恵まれ、
飲み会もたくさんして、いわゆる普通の20代を謳歌したと思います。
しかし、入社8年目くらいにリーマンショックで企業業績が傾き始め、明らかに給与や賞与に影響が出始めました。
仕事においても別に会社内でパワハラにあっていたり、評価に不満だったり(そもそも全く評価については記憶がありません)するわけではないのですか、私は無償に焦り始めました。「このままこの会社にいてもいいのか?倒産してしまうのではないか?俺の将来はどうなるのか」毎日眠れないほど悩む日々が続き、ある日、新聞広告をふと目をやると同業他社で中途採用を募集すると発表されていました。
このとき、この会社は中途採用をはじめたばかりで、まだ募集人員もそれほど多くないのですが、この会社自体は今の会社よりも業績がよく、将来性もあるのは誰の目からも明らかだったのです。
ただ、ここで私がミスを犯したのは、給与が確実に上がるし、業績もいいから、しばらく倒産はないだろう、という理由で、転職を決意してしまったことです。
私が当時担当している職種をそのまま生かせることもできましたし、何より、給与が上がるというのは当時、結婚を考えている人間もいましたし、よりいいマンションに引っ越したいとか、結婚費用がかかるとか、いろいろ考えた結果、転職を決めました。
しかし、完全に抜け落ちていたのは「その会社で何をやるのか?」という視点です。その会社は特定の分野に大変強い会社で、逆にその分野に興味がなければ、いずれせよ、先々で苦しむことがわかっていたのにも関わらず、私は目の前の餌に飛びついてしまったのです。
結局、私は中途採用面接3回行い、実績もあったため、内定をとることができました。
1か月の有給休暇ののち、いよいよ次の会社で働くことになる部署に挨拶に行く日になったら突然不安が襲ってきました。「あれ、俺はこの会社で何をやるのか??」そうなんです。やはり、自分が何をやりたいかわからず、給与が上がるし、実績があるから、大丈夫だろうと高をくくって入社を決めたことで、その不安が直前になり、湧き上がってきたのです。
もう止めどもなく、不安が襲い案の定、入社して3か月で私は精神的に不安定になり、上司からの激しいパワハラも受けて、結局2週間休んだのち、異動届を出しました。
私はすでにこの時点で「この会社はダメだ。なんとか次の会社を探そう」と決意していいました。
この時点で、会社を探し始めるのは別に問題はないと思うのですが、次の会社についても
大企業、ネームバリューがある、給与が高いという噂など相も変らぬ基準でリサーチをしてしまっていたのです。
懲りない人間といわれればそれまでですが、今でもこういう安易な考えで転職先を決めたこと後悔しています。
②転職は人生の一大事!!
ブログでも何度も行ってきましたが、転職は本当に人生の一大事です。
特に20~30代はまだお金もそれほどたまっていませんし、一つの会社で働く時間が人生の大半へたしたら9割くらいを占めてしまいます。ですから、そこでの環境がそのまま人生の環境になってしまいます。
会社というのは組織なので、あなた一人のためにルールや周囲の人間を変更することはありません。
ですから、一度入ってしまうと、よほど異動期直前でもない限り、しばらくはその仕事、その人間関係の中で働くことになります。
安易に、転職すれば、体を壊し鬱になって、休職し結局、再度転職をしなければいけなくなる。似たケースに離婚もあります。よく最近コロナでシングルマザーのみなさんが仕事を失い、貧困になってしまうという話を聞きますが、これも旦那がいなくなり収入源が絶たれてしまった結果だと思います。
離婚もいろいろな理由がらいますが、リスク管理の上では非常に危険だと思います。就職も結婚も同じくらい人生の一大事だという認識で、「もし会社(人間)を失ったらどうなるか?」「この会社(人間)で大丈夫か」「いざピンチになったときにどれほど胆力がある会社(人間)なのか」など総合的に
リサーチ、分析する必要があると思います。
私は1社目が8年、2社目が3年で、3社目が現在まで続いていますが、「この会社で本当によかった」と思えたことは一度もありません。
そもそもそんな会社あるのか?と勘繰りたくもなりますが、実はあるのです。
私はいまある資格試験を受験するためスクールにも通っているのですが、そこである受講生と雑談した際、転職の話で盛り上がりました。
その方は私と同じくらいの社会人歴で同じ企業にも20年くらい勤めているというので、「いやな先輩とかいないんですか」「仕事の評価制度って納得していますか」などと質問いたしました。
すると、「みんないいひとばかりで、それが売りの会社なんです」「入社してから面倒みてくれた人はいまも付き合いがあるし、そういういい連鎖がこの会社にはある」「みんな自由にのびのび仕事をしている」みたいなおとぎ話のような話を聞いてカルチャーショックを受けました。
もちろん私の業界はマスメディアであるし、いつも仕事に追われて、余裕がない人間の集まりでもあるので、致し方ない面はあるものの、常にパワハラを受けている人間を目にしなかったことはありませんし、そういうハラスメント系の話が出ない日はありませんでした。
しかし、この方は一度もそういう目にあったこともないし、そういう社風でもない。本当に働いていてノンストレスだというのです。
私はいかに狭い社会でいきてきたのか?また、いかに給与や会社のネームバリューに固執した結果、このような惨劇にあってしまったのかよくわかりました。
結局は「直観」なのだと思います。「この会社で働いてみたい」「この人たちと一緒に何かやりたい」というインスピレーションみたいなものがないと危険信号があったら避けなければいけません。
w結局は「直観」なのだと思います。「この会社で働いてみたい」「この人たちと一緒に何かやりたい」というインスピレーションみたいなものがないと危険信号があったら避けなければいけません。w
私は事情がありそう簡単に転職はできませんが、こういうスクールの出会いなどを通して広い視野をもちながら、副業をはじめたり、ライフピボットをしながら、本当に「この仕事をこの仲間とやってよかった。後悔はない」と思えるような世界にたどり着きたいと思います。
みなさんもぜひ名前とか給与とかで決めず、「本当に自分のやりたいことを探求してみてください」。必ず探していれば見つかります。(了)
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